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お役立ちコラム
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症例写真をクリニックのホームページに掲載する際には、患者様に正確な情報を伝え、誤認を避けるための注意が必要です。特に、医療広告ガイドラインを遵守しながら、治療結果や効果をわかりやすく伝えるためには、細かな配慮が求められます。本記事では、症例写真をホームページに掲載する際に守るべき5つのポイントを詳しく解説し、患者様に信頼されるホームページ作りをサポートします。
目次
症例写真は、患者様に治療の効果を視覚的に伝え、クリニックの技術力をアピールする重要な要素です。特に、ビフォーアフターの写真は、治療の成果を直感的に理解してもらえるため、多くのクリニックで活用されています。しかし、症例写真を掲載する際には、正確な情報を提供しないと、患者様が誤解してしまうリスクがあります。
症例写真の掲載にあたっては、医療広告ガイドラインに従う必要があります。これに違反すると、クリニックの信用を損なうだけでなく、法的な問題にも発展する可能性があります。そのため、ガイドラインをしっかり理解し、守るべきポイントを押さえた上での掲載が必要です。
医療広告ガイドラインとは、医療機関が広告を行う際に守るべきルールを定めた指針です。このガイドラインは、患者様が誤解や不正確な情報に基づいて医療機関を選ばないようにするために設けられています。特に、ホームページ上での広告表現は、患者様に直接的に影響を与えるため、慎重な対応が求められます。
〈主な禁止事項〉
・比較優良広告
他の医療機関と比較して、自院が優れていると示唆する表現は禁止されています。
・誇大広告
治療の効果を過度に誇張するような表現や、実際の効果以上に魅力的に見せることはできません。
・患者の体験談や感想
治療内容や効果に関する患者様の体験談を広告として使用することはできません。
・治療内容の誤認を招く表現
ビフォーアフター写真などで、治療の効果がすべての患者様に当てはまるかのように誤認させる表現は禁止されています。
医療広告ガイドラインに従って、ホームページにおける広告表現にはいくつかの制約があります。特に症例写真やビフォーアフターの写真を使用する際には、以下のような表現は避けなければなりません。
〈禁止されている広告表現〉
・他院との比較
「他のクリニックよりも優れている」というような、他院と比較する内容は避けましょう。
・ 誇大表現
治療結果を過度に強調する表現や、「必ず効果が出る」といった断定的な表現は避ける必要があります。
・体験談の使用
「患者の声」を掲載することは、治療の効果を誤解させる可能性があるため、基本的に禁止されています。
症例写真を正しく掲載するためには、以下の5つの情報を一緒に記載する必要があります。これらの情報が揃っていないと、誤認のリスクがあり、医療広告ガイドラインに違反する可能性があります。
まず、患者様がどのような症状や悩みを抱えていたかを具体的に記載します。これにより、患者様が自分の症状に近い例を見つけやすくなります。
例:
「20代女性。前歯のすきっ歯が気になり、目立たない矯正を希望して来院。」
治療の詳細を明記し、どのような方法で問題を解決したかを説明します。複数の治療を組み合わせた場合は、それぞれの治療内容を記載しましょう。
例:
「マウスピース矯正(インビザライン)を使用し、抜歯は行わずに治療を実施。」
治療にかかった期間や、通院の頻度を明記します。患者様にとって、治療にどれくらいの時間が必要なのかを知ることは重要な情報です。
例:
「通院期間は約8ヶ月、1〜3ヶ月に1回のペースで通院。」
治療にかかった費用を具体的に記載します。料金表に掲載している金額と実際の費用が異なる場合も、正確な金額を記載する必要があります。
例:
「治療費は約670,000円。」
治療に伴うリスクや副作用についても正確に伝えることが大切です。患者様が事前にリスクを理解できるように、詳細な説明を記載します。
例:
「治療中に一時的な歯痛、知覚過敏、口内炎、歯肉退縮が見られることがあります。」
では、実際に症例写真を掲載する際の具体例として、歯科矯正を例に挙げてみましょう。
【症状・状態(主訴)】
「30代男性。歯並びが悪く、見た目に悩んでいたため、矯正治療を希望。」
【治療内容】
「マウスピース型矯正装置(インビザライン)を使用し、診断に基づき抜歯は不要と判断。」
【通院期間・回数】
「治療期間は約12ヶ月、1〜2ヶ月に1回の通院が必要。」
【治療にかかった費用】
「治療費は約750,000円。」
【考えられるリスク・副作用】
「矯正中に歯肉炎や知覚過敏が生じる可能性があり、適切なケアが必要。」
症例写真をクリニックのホームページに掲載する際には、患者様に誤解を与えないよう、正確な情報を提供することが求められます。医療広告ガイドラインに従って、症状や治療内容、費用、リスクを明確に記載することで、信頼性の高いホームページを作成しましょう。
また、ガイドラインに準拠した内容であれば、症例写真を掲載することで、患者様にとって重要な判断材料を提供でき、クリニックへの信頼感を高めることができます。しっかりと情報を整備したホームページ作りを心がけましょう。
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