ホームページに関するお問い合わせ
03-5579-8449

COLUMN

お役立ちコラム

【運用例も紹介】クリニックのSEO対策を成功させるための施策とは?


SEOイラスト

クリニックでの集患、増患対策を考える上では、Webマーケティングの視点が欠かせません。Webマーケティングの一つとして重要な施策がSEO対策です。

本記事では、SEOの知識がない方でも1から理解できるよう、クリニックのSEO対策について具体的に解説します。集患対策にお困りの際は、ぜひ参考にしてみてください。

クリニックのSEO対策に求められる3つの施策

SEO赤

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンでの上位表示を狙うWebマーケティング施策の一つです。検索順位別のクリック率を調べた調査では、以下のように検索1位と10位を比較すると約10倍の差があるとされています。

  • 検索1位:13.94%
  • 検索10位:1.32%

上位に表示されるほど、多くのユーザーに認知してもらいやすくなり、集患効果が期待できるでしょう。クリニックでのSEO対策を行う上で、必要な施策は主に以下の3つです。 

  • 内部対策(オンページSEO)
  • 外部対策(オフページSEO)
  • コンテンツSEO

参考:CTR Research Study: The Largest Ever for SEO│seoClarity

内部対策(オンページSEO)

内部対策とは、ユーザーが見やすいサイト設計に整える施策です。ページ同士をリンクさせて複数の情報を見やすくしたり、ページ表示スピードを速くしたりするなど、ユーザビリティの向上を目指します。

内部対策が重要なのは、検索エンジンにWebサイトの存在に気づいてもらいやすくするためです。検索エンジンは、クローラーというWebサイト上を巡回するロボットにより情報を収集し、検索順位に反映しています。

質の高いホームページを作成しても、クローラーに発見されなければ検索一覧には表示されません。そのため、クローラーに発見してもらう対策も必要です。具体的には、サイトマップを作成してページ内を巡回しやすくしたり、URLをシンプルにしたりするなどの方法があります。

外部対策(オフページSEO) 

外部対策とは、外部のサイトやSNSから被リンクやサイテーションを獲得し、サイトの信頼性を高める施策です。検索エンジンは、他のWebサイトから被リンクを受けているサイトを信頼性が高いと判断する傾向があります。

外部サイトから被リンクを受けられるよう、医療系メディアの記事監修を行ったり、院長のインタビュー記事を掲載したりする対策を行います。

また、サイテーションも認知度を高めるために必要な施策です。サイテーションとは、クリニック名が他サイトやSNSに記載されることを指します。直接的にSEOに影響するとは公表されていませんが、認知度が高まり、間接的によい影響があります。

コンテンツSEO

ユーザーの悩みを解決するような高品質なコンテンツを制作することです。ブログ形式で情報を発信し、記事を読んだユーザーを来院につなげる対策を行います。例えば、「眠れない 対策」などのキーワードで検索するユーザーに、原因や治療方法を記載した記事を制作します。

クリニックの認知度向上に加え、「悩みを解決してくれるクリニック」と認識されてイメージが高まります。記事を読んだタイミングでは来院につながらなくても、必要となったタイミングで集患に結びつくことが期待できます。

ただし、内部対策や外部対策に比べて、結果が出るまでに時間がかかります。他のSEO対策と合わせてバランスよく取り組むことが重要です。

具体的なクリニックのSEO対策とは? 

SEOカラフル

クリニックのSEO対策として、内部・外部対策、コンテンツSEOといった方法が挙げられます。具体的には、以下のような対策を行います。

  • 対策キーワードの選定
  • 高品質なコンテンツ作成
  • ユーザーが見やすいサイト設計

対策キーワードの選定

上位表示を狙うキーワードを選定し、対策を行います。集患のためには、来院につながりやすい「地名 診療科目」または「地名 疾患名」を狙うとよいでしょう。例えば、「渋谷 心療内科」や「渋谷 不眠症」などです。

来院を考えて検索しているユーザーが多いキーワードであるため、集患に結びつきやすいでしょう。しかし、競合クリニックも同じように対策している可能性が高いため、競合度が低いキーワードから対策することがおすすめです。

例えば、「渋谷 心療内科 女医」など、クリニックの強みを盛り込んだキーワードで対策しましょう。

その他対策が重要なキーワードとして、以下が挙げられます。

  • 検査(MRI、CT、内視鏡検査など)
  • 施術(レーシック、二重整形埋没法など)
  • 悩み(眠れない、胃痛・原因など)

高品質なコンテンツ作成

信頼感を与えるコンテンツも検索エンジンの評価を高める施策です。以下のように、患者の信頼感を高めるコンテンツを充実させましょう。

  • 治療の様子や院内写真、院長・スタッフの写真など自院オリジナルの画像
  • 診察の流れや各施術の料金表
  • 詳細なアクセス情報
  • オンライン予約ページ

また、医療記事はYMYL領域に該当するため、専門性の確保も重要です。YMYLとは、人生の局面での意思決定に多大な影響を与えるテーマを指し、通常のコンテンツよりも情報の正確さが求められます。

そのため、記事を書く際には、以下のような一次情報を参照して執筆するようにしましょう。

  • 公的機関の情報
  • 学会によるガイドライン
  • 査読付き論文
  • 製薬会社の添付文書

ユーザーが見やすいサイト設計

モバイルユーザーへの対応を行い、どのデバイスからでも見やすいサイト設計にすることが大切です。また、診療科目ごとにページを分割し、治療内容が一目でわかるような設計にするとよいでしょう。

診療科目ごとに上位表示されやすくなる効果や、クローラビリティの向上により検索エンジンに評価されやすくなります。

クリニックのSEO対策を行うメリット

SEOドクター

クリニックがSEO対策を行うメリットは、以下の2つが挙げられます。

  • 広告費をかけずに集患できる
  • 専門的なコンテンツで信頼度を高められる

広告費をかけずに集患できる

SEO対策により、広告コストを削減した集患ができます。Web広告は、クリック単価で費用が発生するため、アクセス数が増えると広告費がかさみます。全てのアクセスが来院につながるわけではないため、費用対効果が得られないこともあるでしょう。

一方、SEOなら上位表示されればコストをかけずに集患できます。また、一度上位表示されたキーワードは一定期間残り続けるため、資産性も高いといえます。

さらに、SEO対策で上位表示されたキーワードでWeb広告を出稿するなど、柔軟な施策も可能です。リスクが少なく、効果の高い集患施策を実行できるといえるでしょう。

コンテンツ発信により信頼度を高められる

一般的には、Web広告よりもSEOコンテンツからの流入ユーザーの方が、来院の確率が高くなる傾向があるとされています。ユーザーの悩みを解決するコンテンツを積極的に発信することで、「このクリニックは自分の悩みを解決してくれる」という信頼感が生まれるからです。

また、上位表示によって、クリニック名と患者の接触回数を増やせます。「○○(疾患)なら○○クリニック」と認知度アップにつながり、予約する可能性が高まるでしょう。

クリニックのSEO対策を行う際の注意点

SEOドクター2

リスクが少なく集患を実行できるSEO対策ですが、いくつか注意点があります。

E-E-A-Tの担保を意識したコンテンツ制作

E-E-A-Tとは、Googleの検索品質評価ガイドラインにあるWebサイトの評価基準4つです。

  • E(Experience:経験)
  • E(Expertise:専門性)
  • A(Authoritativeness:権威性)
  • T(Trustworthiness:信頼性)

4つの要素を意識したコンテンツ制作を行うことで、SEO評価が向上し、検索上位に表示される可能性が高まります。以下のポイントを重視してコンテンツを制作するとよいでしょう。

  • プロフィール欄に経歴や専門分野、認定医資格などを記載(経験・専門性)
  • 学会発表や論文執筆など研究活動の情報を発信(権威性)
  • 医療広告ガイドラインに準拠した上で患者の声を掲載(信頼性)

参考:General Guidelines│Google

定期的なメンテナンスが必要

SEO対策では、キーワード設定後も定期的なメンテナンスが必要です。アクセス解析により検索順位やユーザー動向をチェックします。検索順位が落ちたり、アクセス数が伸び悩んだりしたら、その要因を分析し、施策の改善を行います。

金銭面のコストはあまりかからないものの、運用面での人的コストが必要となるでしょう。

MEO対策も合わせて行う

MEOとは、Googleマップなどのマップ検索で上位表示されるための施策です。マップ検索で上位表示されると、地域名での検索時に「地域で信頼されているクリニック」と評価されやすくなります。 

SEO評価にも影響するため、Googleマイビジネスへの登録や更新、口コミ対応などを合わせて行うとよいでしょう。

医療広告ガイドラインを遵守する

医療広告ガイドラインとは、厚生労働省が規定する医療広告のルールです。治療効果や内容に関して、虚偽や誇大な表現の禁止を定めています。

ガイドラインへの準拠は、SEO評価にも影響します。また、違反すると是正指導の対象とされ、ユーザーからの信頼も失いかねません。コンテンツ作成時には必ず遵守することを意識しましょう。

診療科別のSEO対策事例

SEOパソコン

実際にどのようにSEO対策を行えばよいのか、診療科別に2つの運用事例を紹介します。

歯科でのSEO対策事例

自院でどのような患者を集めたいのかを明確にし、集患につながるキーワードを選定します。例えば、ホワイトニングの予約を増やしたければ、「地名 歯医者 ホワイトニング」で上位を狙います。以下のように、集患につながりやすいキーワードを選ぶとよいでしょう。

種類 具体的なキーワード例
診察時間 「渋谷 歯医者 土日」

「渋谷 歯医者 夜間」

治療・施術内容 「渋谷 歯医者 顎関節症」

「渋谷 歯医者 インビザライン」

治療へのニーズ 「渋谷 歯医者 痛くない」

「渋谷 歯医者 

また、外部対策やコンテンツ対策として、以下のようなポイントを意識するとよいでしょう。

  • イベント参加や貢献活動を通して業界団体のサイトから被リンクを獲得する
  • 小児歯科やインプラントなど異なる診療科目別にページを制作する
  • FAQや予約ページの設置で成約につなげやすくする
  • SNSでの情報発信を行う
  • 実際の治療写真を掲載して透明性を高める

美容外科でのSEO対策事例

美容外科で重要な対策キーワードは、地域名に加えて施術や治療機器に関する用語です。例えば、「二重まぶた埋没法」「ヒアルロン酸注射」などのキーワードです。すでに美容に関する知識を持つユーザーが検索している可能性が高く、来院につながりやすいでしょう。

また、「ニキビ治療 効果」「シワ改善 方法」などの悩みにフォーカスした記事も同時に重要です。来院につながりやすい顕在層のキーワードは競合性が高いため、潜在層へのアプローチも合わせて行いましょう。

SEO対策は実績豊富なプロに任せましょう

サービス紹介

クリニックのSEO対策は、集患のためには不可欠な施策です。広告コストはかからないものの、定期的なメンテナンスの必要性や適切なキーワード選定など、すべて自力で運用することは難しいでしょう。実績豊富なプロの力を借りて、SEO対策を成功に導きましょう。

ヒーローイノベーションでは、医科・歯科に特化したホームページ制作サービスを提供しています。医療業界に特化したSEO・MEO対策から導入後の分析やGoogle口コミ対策なども充実。お気軽にご相談ください。

【医療専門】歯科医院・クリニックのホームページ制作・作成|ヒーローイノベーション

著者・監修者情報

この記事を投稿した人

ヒーローイノベーションスタッフ
「医療を便利に分かりやすく」
株式会社HERO innovation(ヒーローイノベーション)です。
医科・歯科のクリニックをはじめ、医療に関するホームページ制作・WEBおよびマーケティングは弊社にぜひご相談ください。

同じカテゴリーの新着記事

記事を探す

人気記事ランキング

お気軽にお問い合わせください

お電話でのお問い合わせ

ホームページに関するお問い合わせ
03-5579-8449
WEBからのお問い合わせ
お問い合わせアイコンお問い合わせ

MPクラウド(医療経営管理システム)を標準搭載

広告効果を可視化し集患をサポート

最新のホームページで
集患・増患対策を強化します

WP Twitter Auto Publish Powered By : XYZScripts.com