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お役立ちコラム
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「地域に競合が多く、患者数が伸び悩んでいる…」など、集患に悩むときに必要なのがブランディング戦略です。他院には自院独自の価値を訴求する方法として、歯科のマーケティング施策の一つとされています。
しかし、「自院の強みがわからない」「具体的なブランディング方法が難しい」など、ブランディングの悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。本記事では、歯科のブランディングにおいて重視すべきポイントについて、戦略の立案方法から、Webを活用した具体的な施策までを解説します。
目次
歯科医院のブランディングとは、競合医院と異なる自院独自の価値を確立し、発信するマーケティング施策を指します。歯科医院の価値を高め、競争に勝ち残っていくためにはブランディングが必要です。
少子高齢化による影響やう蝕(むし歯)罹患率の低下などにより、歯科への受診者数は少なくなり、歯科医院の競争激化が予想されています。2015年時点の歯科診療所受療率のまま推移すると、2045年で10.8%、2065年で25.2%の受診者数減少が見込まれています。
他院との競争に勝ち残っていくためには、自院独自の価値を打ち出す必要があります。
参考:2040年を見据えた歯科ビジョンー令和における歯科医療の姿│日本歯科医師会
引用:歯科医療機関における院内感染防止対策の評価等に関する実施状況調査報告書(案)
歯科に通う患者は、どのような理由から歯科医院を選んでいるのでしょうか。上記の厚生労働省が行った調査では、以下の理由が多い傾向がみられました。
【信頼関係】
【医療サービスの質】
【利便性】
信頼関係や医療サービスの質、利便性という3つの観点から通院する歯科医院を選んでいるといえます。歯科のブランディングにおいては、3つの観点を意識しながら、自院の独自性を地域の患者に訴求していくことが求められます。
では、歯科のブランディングはどのように行うのでしょうか。基本的な2つの戦略について解説します。
自院の強みと競合他院の状況を洗い出し、どのようなブランディングを行うべきかを検討します。
自院の強みに関しては、通院する患者が多い地域や年齢分布など、患者の状況を把握することが大切です。患者に対してアンケートを実施したり、直接尋ねたりして把握します。特に、遠方から通院する患者に来院理由を聞くと、自院の強みがわかりやすいでしょう。
また、競合医院の状況把握を行い、どこが差別化できそうかを分析します。具体的には以下の点を把握し、自院が勝てそうなポイントがあるか探してみるとよいでしょう。
次に、調査した情報を整理し、どのような患者層をターゲットとするべきかを決定します。ブランディングや広告にかけられる費用は限られているため、訴求する対象を限定し、費用対効果を高めることが重要です。
自社の強みを生かした戦略を立てるときに有効なのが、SWOT分析です。SWOT分析は、以下のように強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を整理するフレームワークです。内部環境と外部環境を分析することで現状を把握します。
説明 | 具体例 | |
強み | 自院にとって有利な内部要因 |
|
弱み | 自院にとって不利な内部要因 |
|
機会 | 外部環境での自院にとってのチャンス |
|
脅威 | 外部環境での自院に対するリスクや障害 |
|
戦略の立案においては、機会と強みを生かして他院との差別化をはかることが大切です。弱みや脅威を補完するだけでは、利益にはつながりにくいからです。
例えば、ファミリー層の住民が増えた状況に対して、託児スペースや女性医師という強みを生かし、子どもやその母親をターゲットとするとよいでしょう。ファミリー層がターゲットなら、「夜間診療ができない」という弱みも補完できます。
ターゲット患者層と戦略を明確化した後は、どのようにブランディングを進めていけばよいのでしょうか。歯科ブランディングの具体的な施策について、3つを紹介します。
競合医院とわかりやすく差別化ができ、専門分野で信頼性が向上する方法です。地域の医院の中で「小児歯科なら○○医院」といったイメージが付くことで、口コミが広がり、自然と新規患者やリピーターの獲得につながるでしょう。
Instagram・TikTokなどのSNSやYouTubeを活用することで、若年層から中高年まで幅広い認知獲得が可能です。写真や動画を通して、文章だけでなく視覚的にも影響を与えられ、患者の記憶に残りやすくなります。
クリニックの紹介や歯科の教育コンテンツなど、患者の興味に合わせて内容を考えましょう。
関連記事:動画コンテンツで歯科クリニックの集患を強化する方法
診療方針や大切にしている思いなどをキャッチコピーにして、ホームページに表示させると患者に伝わりやすくなります。「家族に愛される歯科へ」「すべての女性を明るくしたい」など、端的に表す言葉を盛り込みましょう。
また、院長の顔写真や院内の内観写真など、医院の雰囲気がわかるものを掲載しておくと、安心して来院しやすくなります。キャッチコピーを反映するような明るい笑顔や清潔さが感じられる写真を使用するとよいでしょう。
ブランドイメージの構築だけでなく、患者の信頼を勝ち取っていくためには、次のようなポイントも意識した医院の運営も必要です。
MEOとは、Googleマップ検索などでの上位表示を目指すWeb施策を指します。通院を検討する患者が検索しやすい「歯科+地域名」のワードは、検索結果上部にマップが表示されます。マップの上位に表示されることで、その地域での患者獲得につながるため、地域での歯科ブランディングには欠かせない施策です。
マップ検索で表示されるためには、Googleビジネスプロフィールへの登録が必要となります。院内写真やアクセス情報など、必要な情報を記載することで上位表示されやすくなるでしょう。
他院との差別化をはかる上では、医師の技術や設備ではなく、サービスの質を向上させることが大切です。技術は高くて当然であり、設備投資はコストがかかるため、差別化しやすいのはサービスの質だからです。
また、サービスの質向上により、ポジティブな口コミが増え、ブランディングにつながるでしょう。接遇のレベルが高い医院は、患者との信頼関係を構築でき、長期的に通院してもらいやすくなります。
基礎的なマナーやクレーム対応などの研修に加え、接遇能力の高いスタッフを評価する仕組みづくりなど、サービスの質向上のための施策を行いましょう。
ブランディングは、ターゲット患者層に自院を「好きになってもらう」活動です。ブランディングのための情報発信は、院長だけでなくスタッフに任せるケースが多いでしょう。院長だけでなくスタッフも愛着を持っていないと、自院の価値が伝わりません。
そのため、スタッフがいきいきと働ける職場環境づくりを推進し、仕事へのエンゲージメントを高めることが大切です。
具体的には、ビジョンや方向性を共有して働けるよう、勉強会や個人面談を行うなど、一体感を重視する活動が有効です。また、成果が適切に評価されるよう制度を見直したり、やりたい仕事を積極的に任せたりすることもよいでしょう。
歯科医院のブランディングとは、診療科目の特化やSNS、動画の活用など、患者への訴求を行うだけではありません。ターゲットを絞った戦略や、患者との信頼関係構築のための運営体制の整備も不可欠です。
具体的な方法を実行するだけでは、すぐに効果が出ないことも多く、諦めてしまいがちでしょう。そのため、経験豊富な専門業者と伴走しながら取り組むことが大切です。
ヒーローイノベーションでは、累計3500件以上の医科・歯科に特化した制作実績から、歯科医院のブランディングを意識したホームページ制作を得意としています。医療業界に特化したデザインからSEO・MEO対策、Google口コミ対策までも充実。お気軽にご相談ください。
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