- ホームページに関するお問い合わせ
- 050-3645-3907
COLUMN
お役立ちコラム
COLUMN
お役立ちコラム
「初診患者が思うように増えない…」
「競合が多く、どう差別化すればいいのか…」
歯科医院の経営において、このような悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。競争が激化する歯科業界の中で初診患者を獲得するには、従来の方法だけでは難しくなっています。
本記事では、歯科の初診患者を増やす方法について、具体的な集患・増患のポイントを解説します。リピーターや紹介患者を増やし、継続的な通院につなげる施策も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
歯科を受診する患者数の減少が見込まれているため、既存患者だけでなく初診患者を増やす施策が必要です。厚生労働省の患者調査によると、患者数は概ね横ばいですが、平成26年をピークに、徐々に減少傾向にあります。また、日本歯科医師会によると、以下のように2015年時点の歯科診療所受療率のまま推移した場合、2045年で10.8%の受診者数減少があると推計されています。
引用:2040年を見据えた歯科ビジョン-令和における歯科医療の姿│日本歯科医師会
歯科診療所数に関しては、以下のように微減傾向にありますが、ほぼ横ばいです。このまま診療所が減少しなければ、より一層競争が激化するでしょう。自院の強みをアピールし、初診患者を確保していく施策が求められます。
引用:令和5(2023)年医療施設(静態・動態)調査・病院報告の概況│厚生労働省
初診患者を増やすためには、以下のポイントが大切です。
患者がどのような基準で歯科医院を選んでいるかを把握し、ニーズに沿った治療の提供を行うことが必要です。日本歯科医師会が行った調査では、以下のように立地面での通院しやすさ、丁寧な診療、信頼感などがかかりつけ歯科医を選ぶ理由として挙げられています。
引用:直近の歯科治療に約8割が「満足」 定期チェックを行う「予防実践者」の満足度はさらに高い│日本歯科医師会
通いやすさを考慮し、地域の患者や通勤・通学途中の患者層へアプローチしていくことが求められます。また、診療の丁寧さや治療技術をアピールし、競合医院との差別化をはかることが適切でしょう。
競合医院よりも優れている点をアピールし、差別化をはかる戦略が求められます。差別化のためには、ターゲット層を明確に設定することが重要です。全ての患者層をターゲットとすると、「目を引く看板広告を複数打ちだす」など、高コストな施策が必要となります。
ターゲット層を絞り、「この患者層になら負けない」という点をアピールすることで、費用対効果の高い集患対策が行えます。
例えば、以下のように自院の強みと周囲の状況を加味して、アピールポイントを探したり、生み出したりするとよいでしょう。
自院の強み | 周囲の状況 | 施策 |
女性医師が在籍
待合スペースが広い |
ファミリー層が多い地域
競合他院は駅近くの立地 |
小児患者をターゲットに
キッズスペースを完備 |
歯科医師・歯科衛生士など
スタッフが豊富 |
ビジネス街
競合他院が密集 |
土日診療の実施
待ち時間軽減のためシステム導入 |
初診患者を増やすための集患方法について、5つを紹介します。
医院の顔ともいえるホームページは、魅力をアピールするために不可欠な要素です。ホームページには、以下のような内容を盛り込み、患者が求める情報を伝えるとよいでしょう。
また、院長やスタッフ、院内の写真を掲載すると、患者の安心感につながります。ただ、古いものは好ましくないため、1~2年で更新することを心がけましょう。定期的な更新を心がけ、トレンドに合わせた構成が大切です。
さらに、ホームページへの流入を増やすSEO対策も重要です。検索エンジンからのアクセス数を増やすもので、キーワード対策やホームページの見やすさ、コンテンツの充実などさまざまな施策を複合的に行う必要があります。
具体的なSEO施策については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【歯科診療科別に解説】歯科のSEO対策を成功させるための秘訣とは?
地域の患者から支持を得るために必要なのが、MEO対策と口コミ管理です。MEO対策とは、Googleマップなどのマップ検索での上位表示を狙うWeb施策です。来院を検討する患者が検索しやすいキーワードである「地域名+歯科」で、最初のページに表示されるための施策を行います。
マップ検索で表示されるには、Googleビジネスプロフィールに登録し、情報を充実させることが大切です。アクセス情報や院内写真、外観など自院がイメージできる情報を追加しておきましょう。
患者が歯科医院選びに重視するのが、口コミです。患者からの口コミに丁寧な返信を心がけることで、自院の信頼感を高めます。もし、ネガティブな意見が投稿された場合も、真摯に謝罪する姿勢を見せることで、丁寧な印象を与えられます。
また、口コミを増やす施策も重要です。既存の患者に口コミを依頼して書いてもらうとよいでしょう。あらかじめどのように書いてもらうかを院内で統一しておくとスムーズに実行できます。長期間通っているなじみの患者を中心に依頼していくのがよいでしょう。
地域エリアへの集中的な訴求として、チラシや看板広告を活用する方法があります。Webを利用しない高齢者が多い地域では有効な施策です。
チラシや看板広告は、印象に残りやすいものです。通院したいと考えたときに「あそこに歯科があったな」と思い出してもらうことを狙います。目を引くデザインやキャッチコピーを意識し、記憶に残る広告にしましょう。
既存患者から新規患者を紹介してもらう方法もあります。なじみの患者に紹介を依頼し、増患につなげていきます。ただ、患者によって紹介できる人数にはばらつきがあるため、多くの紹介が見込まれる患者を特定し、依頼することが大切です。
また、紹介につながりやすいのは患者の家族です。特に、小児患者を増やすことで、兄弟や母親、父親と患者を広げていきやすいでしょう。「子どもの虫歯予防には家族の予防も必要」といった説明をして治療を促すことも有効です。
紹介につながりやすい患者を見極め、院内で方針を共有しながら紹介を依頼していきましょう。
安定的な医院運営のためには、初診患者を増やすだけでなく、継続的な来院につなげることが大切です。継続的な通院のための3つの増患施策を解説します。
定期的な受診を促すリピート率向上の仕組みづくりを行いましょう。歯科の定期受診を中断したことがある人は、全体の42.3%という調査結果があります。定期受診をしていない理由として、以下の理由が多い傾向があります。
時間や金銭的な余裕がなく、治療が長期化しがちな点から中断に至りやすいといえます。継続的な通院が必要であることを専門的見地から説明したり、治療前後の変化を写真で比較したりするなど、来院動機を高める関わりが求められます。
参考:インターネットリサーチによる歯科定期受診行動に関わる要因についての調査│厚生労働科学研究
初診時にカウンセリングを行うことで、患者の治療意欲を高め、継続的な来院につなげます。患者の症状から全身の健康状態までを聞き取り、症状の原因を説明します。
過去の治療が適切でなかったことで再診する患者も多いため、治療歴の聴取が特に重要です。初診患者のうち、43%が過去に治療歴のある症状の再治療で受診しているとされており、過去の治療の改善点を示すことが中断防止につながるでしょう。
参考:一般歯科医院における初診患者の主訴の原因に関する実態調査│日本ヘルスケア歯科学会
予約キャンセルは、患者数の減少だけでなく、さらなる減少の悪循環を招きます。キャンセル発生により、急遽予約枠に空きが生じ、診療のスケジュール管理が難しくなります。管理が煩雑になるとスタッフが疲弊し、対応が悪くなるため患者満足度が下がり、さらにキャンセルが増えてしまうでしょう。
そのため、予約キャンセルを防止する取り組みが必要です。具体的には以下のような方法でキャンセルを防止しましょう。
初診患者を増やすための集患対策は、一朝一夕で成果が出るものではなく、継続的に取り組むことが重要です。そのため、自院でも実行できる方法を選びましょう。例えば、SNSを活用した集患も流行していますが、SNS集客に詳しいスタッフがいないと継続的な施策にはつながりません。
自院の魅力を継続的に伝えられるよう、できることから始めていくことが大切です。そのためには専門的な業者など伴走者の存在が欠かせません。
ヒーローイノベーションでは、累計3500件以上の医科・歯科に特化した制作実績から、集患・増患を意識したホームページ制作を得意としています。お気軽にご相談ください。
【医療専門】歯科医院・クリニックのホームページ制作・作成|ヒーローイノベーション
記事を探す
人気記事ランキング
お気軽にお問い合わせください
お電話でのお問い合わせ
MPクラウド(医療経営管理システム)を標準搭載
広告効果を可視化し集患をサポート
最新のホームページで
集患・増患対策を強化します