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お役立ちコラム
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クリニックのスタッフは、患者さん対応と同時に膨大な事務作業をこなす必要があります。
とくに電子カルテへの入力や記録業務は、医師やスタッフにとって負担となるため、診療時間の延長や残業の原因となっています。
そこで注目されているのが、音声入力技術を活用して診療内容をリアルタイムで電子カルテに記録する「AIクラーク」です。
これにより、記録作業の効率化はもちろん、医師は本来の診療に専念することができるようになります。
この記事では、AIクラークの仕組みやメリット、導入事例を交え、医療現場における可能性について解説します。
診療時間の効率化を目指しているクリニックはぜひ参考にしてください。
目次
AIクラークでは音声入力技術により診療中の会話をリアルタイムで記録できるため、診療と記録作業を同時に行うことが可能です。
診療後に行う記録作業が短縮されることで、医師の業務負担が軽減され、残業時間の削減にも貢献します。
電子カルテの入力や書類作成、診療記録などが医師やスタッフにとって負担となり、結果として診療の効率や質が低下するリスクを招いています。
また、将来の人口予測によると、2050年までに15〜64歳の生産年齢の人口が約2,000万人減少し、働き手が少なくなっていくと言われています。
そのため、少しでもスタッフの負担を軽減し、効率よく業務を進めていく必要があるでしょう。
この課題を解決する可能性のあるAIクラークは、医療現場の働き方を変える画期的なツールとして、注目されています。
医療現場では、医師が1日のうちの事務的な間接的業務時間の約23%を記録作業に費やしているとされています。
平均して約3時間が電子カルテの入力作業です。
AIクラークを導入することで、音声入力によるリアルタイム記録が可能になり、診療と記録作業を同時に進められるようになります。
医師やスタッフは、AIクラークが入力した内容をカルテに貼り付けて確認し、必要な修正を加えるだけで済むため、診療後の記録作業の時間を大幅に短縮できます。
この仕組みにより、医師の業務負担が軽減されるだけでなく、残業時間の削減にもつながります。
このようにAIクラークは、医師やスタッフの負担を減らし、業務の効率化を実現する強力なサポートツールといえます。
AIクラークの導入で診療時間を改善できるメリットは以下の3つがあげられます。
それぞれくわしく解説していきます。
AIクラークの導入により、記録作業にかかる時間が減り、浮いた時間を患者対応にあてられます。
これにより、診察中に患者さんと対話できる時間が増加したり、患者さんが抱える不安や疑問をより多く解消したりできるでしょう。
また、医師は大きな負担となる事務作業から解放されて診療に集中できるため、質の高い診療を提供できます。
結果として、患者さんとの信頼関係が深まり、患者満足度の向上にもつながります。
AIクラークの導入で、残業や事務作業の負担が軽減するため、スタッフのストレス削減が可能です。
とくに、診療後に行われる記録作業が短縮されることにより、スタッフの仕事と生活のバランスが保てるでしょう。
また、事務作業を負担に感じる医師は多く、入力の手間が省けることで、業務が円滑に進みやすくなります。
このような仕事環境の改善により、スタッフのメンタルが守られるため、クリニックの生産性がアップします。
AIクラークの導入によりスタッフが働きやすい環境づくりが可能です。
AIクラークの活用で業務効率がよくなるため、1日に診療できる件数が増加します。
また、患者さんの診察待ち時間の短縮により、クリニックのサービス全体の質が向上するでしょう。
医師とスタッフが業務の効率化により負担が軽減されることで、さらに患者さんに寄り添った医療が可能になります。
このように、AIクラークは診療の質と量を両立させることができます。
AIクラークの具体的な機能と活用シーンについて解説していきます。
医療現場では、難しい医療用語や略語が使われることが多く、用語への対応が求められます。
AIクラークは音声認識能力の精度が高く、医療用語や略語にも対応できるため、医師が発言した言葉をリアルタイムに正確な記録が可能です。
また、カルテ記載でよく使われているSOAP記録(*)への対応もできます。
そのほかにも、処方箋の入力サポート機能も備えており、記録業務を効率的に行えるでしょう。
ほかにも、AIクラークは継続的な学習機能を持っているため、使用を重ねるごとに音声認識の精度が向上し、医師のニーズに対応できるでしょう。
*SOAP記録:カルテに診療記録を記載するときのテンプレートのひとつ。主観情報(subject)、客観情報(object)、評価(Assessment)、計画(Plan)の順に記載される
AIクラークは、外来診療や手術記録、訪問診療など多様なシーンで活用されています。
外来診療では患者さんとの会話内容をその場で記録されたものを貼り付けるだけで完了できるため、事後入力の手間を削減可能です。
AIクラークが入力した内容を確認して、修正・調整するだけで電子カルテの診療記録が完結します。
クリニックによっては、医師の事務作業をサポートする医師事務作業補助者(*)を配置しているところもありますが、AIクラークの導入で、人件費の削減もできるでしょう。
また、訪問診療では患者さんの自宅での診療内容をすぐに入力できるため、帰院後の作業が軽減されます。
このように、現場で効率的にAIクラークを利用することで、業務を支える重要なツールとなります。
*医師事務作業補助者:医師の事務作業の負担軽減のための事務スタッフのこと。主に、電子カルテの代行入力や診断書の作成などを行う
AIクラークはとても便利な一方で、導入にはいくつかの課題が考えられます。
まず、導入コストがかかる点が課題です。
また、医師やスタッフがシステムに慣れるまでには一定期間のトレーニングが必要です。
さらに、患者さんの個人情報を扱うため、プライバシーの保護に気をつける必要があり、十分なセキュリティ対策を行わなければいけません。
これらの課題に対する解決策として、小規模施設向けのリーズナブルなプランを活用するとコスト負担を軽減できます。
また、定期的にAI自体が学習するため、音声認識の精度が向上し、認識間違いのリスクを減らします。
さらに、医療専用AIの採用により、データのセキュリティを確保し、患者さんのプライバシーを守る体制を整えられるでしょう。
ある地域密着型のクリニックでは、AIクラークの導入により診療記録にかかる時間が平均40%短縮されました。
これにより、医師が診療後に行う記録作業が削減され、1日当たりの診療可能件数が増加しました。
具体的には、これまで1日20件だった診療件数が25件に増加し、患者さんの待ち時間が短縮されたことでサービス全体の質も向上しました。
また、記録作業から解放された時間を患者さん対応や診療の準備に使えるため、スタッフにゆとりができ、ミスやインシデントの件数が減少しました。
医師と患者さんは、十分なコミュニケーションをとるように変化しています。
このクリニックの事例は、AIクラークが業務の効率化だけでなく、患者満足度の向上にも関わってくることを示しています。
AIクラークは、医療現場における働き方を変えるツールです。診療記録をリアルタイムで反映することで診療時間を短縮し、医師やスタッフの業務負担を軽減します。
それにより、患者さんとのコミュニケーションが増え、満足度や信頼関係の向上にもつながります。
また、業務の効率化を通じて診療件数の増加や待ち時間の短縮を実現し、医療サービス全体の質をよくすることができます。
今後、医療DX(*)の進展によりAI技術がさらに発展し、より効率的でスムーズな診療が実現するでしょう。
MEDISMA AIクラークは「診療時間を変えたい」「働き方改革を進めたい」と考えているクリニックにとっておすすめのツールです。
録音ボタンをワンタッチするだけで、簡単にSOAP形式での記録ができます。AIクラークの導入をぜひ検討してみてください。
*医療DX(デジタルトランスフォーメーション):医療分野でデジタル技術を活用して業務やシステムを改革し、医療の質や効率を向上させる取り組みのこと。
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