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お役立ちコラム
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インプラント治療は、費用が高額で競合医院も多いため「集患がうまく行かない」と悩むことも多いのではないでしょうか。集患のためには、ターゲットを絞り、効果的な広告を実行することが大切です。
本記事では、インプラント広告で成功するためのターゲット設定や方法について解説します。
目次
インプラントは自由診療である特性上、広告戦略が重要です。特に、以下のような理由から集患が難しく、広告を工夫する必要があります。
引用:令和4年歯科疾患実態調査結果の概要│厚生労働省をもとに作成
インプラント治療は自由診療であるため、30~80万円と費用が高額な傾向があります。また、上記の厚生労働省の調査では、歯を失った人のうちインプラントを装着している割合は約3.2%です。他の治療法である入れ歯やブリッジに比べてはるかに低い割合となっています。
患者がインプラント治療を検討するタイミングは、歯周病や怪我、虫歯などの原因で歯を失ったときです。ただ、これらの対処は一般歯科を受診することが多く、そのまま費用の安い入れ歯やブリッジでの治療を受ける流れになりやすいでしょう。
自然とインプラント治療につながりにくいため、患者に対してより周知できるような戦略が必要になります。また、治療の比較検討するための細やかな情報提供も求められます。
引用:2020 Annual Report│Straumann
インプラント治療の普及率は諸外国と比べても日本は14位と、浸透しているとはいいがたい状況です。アメリカなどでは、歯の美しさが外見上のステータスとされる文化があります。そのため、美しさを保つ治療は当たり前に行われますが、日本では一般的ではありません。
一方で、インプラント治療を行う割合は、歯科医院全体の35.4%と多い現状があります。供給過多な状況で競合となる医院が多いため、広告戦略を工夫し、新規患者を獲得していく必要があるのです。
参考:令和2(2020)年医療施設(静態・動態)調査(確定数)病院報告の概況│厚生労働省
広告を有効に活用するためには、ターゲットを限定した戦略が重要です。インプラントを訴求する際には、次の2つのポイントを意識するとよいでしょう。
引用:令和4年歯科疾患実態調査結果の概要│厚生労働省をもとに作成
ターゲットの年齢層は若い世代よりも50代以上に焦点を当てましょう。上記のように、厚生労働省の調査では、インプラント装着者の割合は50代以上になると増加傾向にあります。
50代以上の人に響くメッセージや、ホームページ上で同年齢の患者の症例をガイドラインを遵守して紹介するとよいでしょう。
インプラント治療は、治療期間が長期にわたる傾向があり、患者は近くのクリニックに通いたいと考えることが多いでしょう。そのため、地域に住む患者をターゲットにする戦略が有効です。
地域の病院との連携やスタッフの勤務経験を記載するなど、地域密着を大切にする姿勢で広告戦略を考えましょう。
インプラント広告で重要となる広告の方法として、次の7つが挙げられます。
リスティング広告とは、検索エンジン上に掲載される検索連動型広告です。ユーザーが検索したキーワードに応じて広告を表示できます。検索結果の上部に表示されるためクリック率が高く、サイトへの流入を迅速に増やす効果があります。
しかし、競合が激しいほど広告費が高額になりがちです。テスト運用からスタートし、費用対効果が高いキーワードを探りながら運用しましょう。
SNSプラットフォームへの広告配信です。不特定多数のユーザーに向けた広告配信が可能で、潜在層へのアプローチができます。特に効果が期待できるのは画像投稿がメインのInstagramです。ガイドラインを遵守しながら症例写真を掲載するなど、視覚的に訴えられます。
SEO対策とは、検索エンジンでの検索結果に自院のページを上位表示させ、アクセス数を増やす施策です。
インプラント治療は、費用が高額なため、比較検討時に情報を検索するユーザーが多い傾向があります。そのため、「インプラントの仕組み」「治療法」など患者の不安を解消するコンテンツを作成しましょう。
また、インプラント専門のオウンドメディアを立ち上げて、専門的に扱うと信頼性の獲得や医院名の周知にもつながります。
MEO対策とは、マップ検索での上位表示を目指す施策で、地域の患者獲得に重要です。インプラント治療は長期にわたるため、利便性の良い近隣の医院に通いたい患者が多いでしょう。そのため、クリニックを探すときは「(地名)+インプラント」で検索する傾向があります。
上記のように、Googleで地名+インプラントで検索すると、マップとともにいくつかの歯科クリニックが表示されます。MEO対策では、この部分に表示されることを目指します。
マップ表示には、Googleビジネスプロフィールへの登録が必須です。営業時間や電話番号、住所などの基本情報、院内や外観の写真が表示されるように登録しておくと、上位に表示されやすいでしょう。また、患者からの口コミへの返信など、ユーザー対応も大切です。
歯科やインプラント専門のポータルサイトに登録することも、流入を増やす施策の一つです。SEOやMEO、リスティング広告では獲得できないような患者層を獲得できます。また、SEOで重要な被リンクの獲得も可能で、流入増加も期待できるでしょう。
ただ、サイトによっては登録費用が必要だったり、記載情報の範囲が異なっていたりします。登録条件を確認し、費用対効果を見極めてから導入を検討しましょう。
自院のホームページとは別に、インプラント治療専門のサイトを作成する方法です。治療を検討している患者に、インプラントに力を入れていることを訴求できます。ただし、サイトの立ち上げに費用がかかったり、自力で始めるのが困難な点がデメリットです。
ターゲット層が高齢者の場合、Web広告だけでなく、フリーペーパーや地元新聞紙など紙媒体での広告も効果があります。また、「Web検索で調べるほどではないが、関心がある」という潜在層へのアプローチも可能です。
インプラント治療は医療行為であり、患者に与える影響が大きいことから、広告には一定の配慮が必要です。患者の来院を促すためには、症例写真の掲載や費用の説明などを記載することがありますが、ガイドラインに沿った表現でなければなりません。
インプラント広告で注意すべきポイントとしては、主に次の3つが挙げられます。
治療内容と期間を偽った表現や、根拠のない実績の記載は虚偽広告として禁止されています。また、他のクリニックと比較して自院が優れているような表現も比較優良広告に該当し、掲載できません。具体的には、以下のような表現は禁止されています。
(実際は定期的なメンテナンスが必要)
(根拠や調査手法が示されていない調査結果)
(比較優良広告)
インプラント治療などの自由診療では、治療効果を示すビフォーアフター写真を用いて訴求することがあります。
しかし、ガイドラインでは、画像の直下に治療内容や期間、費用、リスクを一目でわかるよう記載しなければなりません。「ボタンを押せば費用ページに遷移できる」など、一目でわからない場合、ガイドラインに抵触する可能性がありますので注意しましょう。
引用:医療広告規制におけるウェブサイト等の事例解説書 (第4版)│厚生労働省
医療広告ガイドラインでは、口コミは個人の主観による情報であることから、広告として認められません。自院への口コミはもちろん、他のサイトで掲載されている口コミの引用も禁止されています。
医療広告ガイドラインに遵守した広告運用については、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:【2024年医療広告ガイドライン】歯科の広告で注意するポイントは?
リスティング広告やSEO対策など、集患対策を行った後は、効果測定と改善を繰り返すことが大切です。流入キーワードや閲覧数の検討や、広告費用と新規患者獲得数の比較により、費用対効果を把握します。具体的には、以下のようなポイントで効果を把握するとよいでしょう。
広告から自院のホームページへのアクセスが増加していても、予約につながっていなければ成功とはいえません。複数の視点から数値を確認し、改善点を発見していくことが重要です。
実際に複数の媒体を用いてインプラントの広告に成功した事例を紹介します。
A歯科医院では、大規模なサイトリニューアルを実施しました。治療費用の明確な提示や医療機器の情報など、患者が求める情報を掲載したランディングページを作成。
特に、さらに治療ステップの詳細説明や、アフターケアに関する情報を掲載することで、検索エンジンからのアクセスが1.5倍に増加しました。
質の高いコンテンツの制作により、専門性の高い歯科医院として地域の患者から信頼されるようになりました。
インプラント治療は高額で競合も多いため、集患には工夫が必要です。地域の患者をターゲットに、リスティング広告やSEO対策などを組み合わせ、自院の専門性をアピールできる方法が求められます。
また、広告表現は医療広告ガイドラインを遵守し、症例写真や治療内容の説明には細心の注意が必要です。自院の強みを明確にしつつも、ガイドラインを遵守しながら、対策を行っていきましょう。
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【医療専門】歯科医院・クリニックのホームページ制作・作成|ヒーローイノベーション
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