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INTERVIEW
導入事例 - ESSE動物病院 吹田
INTERVIEW
導入事例 - ESSE動物病院 吹田

大阪府吹田市青山台に位置する「ESSE動物病院 吹田」様は、一般診療から腫瘍科、皮膚科、腎泌尿器科、外科、歯科などの専門診療まで幅広く対応する動物病院です。
院長の福間康洋先生は「身近な専門医療」を理念に掲げ、日常的に通う病院の中で必要に応じて専門的な診療へつなげる体制を目指されています。
開業当初ホームページは、別の制作会社で作成しましたが、病院の強みや考え方を十分に伝えきれていないという課題に直面し、数か月でリニューアルを決断されました。
刷新後、開業当初1日5~6件だった来院数は約10倍に増加。吹田市外からも多くの飼い主様の信頼を獲得し、広域から選ばれる動物病院へと発展を遂げています。
専門医療の価値をどのように可視化し、選ばれる病院へとつなげたのか。その実践と成果について、福間先生にお話を伺いました。
私の出身が大阪府吹田市の千里山で、現在の病院がある場所も、生まれ育った地域からそれほど離れていません。吹田市や北摂地域の雰囲気や土地柄については、以前からよく知っており、慣れ親しんだ地域で、新しい挑戦をしてみたいという思いから、この場所での開業を決めました。
開業するからには、単に地域に動物病院を一つ増やすのではなく、自分が勤務医時代から培ってきた知識や経験を生かし、これまでとは異なる価値を提供できる病院にしたいと考えていました。
開業時に考えていたことには、大きく二つの軸がありました。
一つは、勤務医時代から得意としていた腫瘍科や皮膚科で、多くの方に頼られ、お力になれたという経験から、その専門性を前面に打ち出した病院をつくりたいと考えました。それも敷居が高くない、気軽に専門的な医療に触れていただくことができる病院です。
その実現によって病気の早期発見や早期治療につながり、その子にとってより良い医療を提供できる可能性が高まります。当院では、この考え方を「身近な専門医療」として大切にしています。
普段から健康管理や予防診療で通っている動物病院で、必要になったときに、より専門的な検査や治療も受けられる。そのような環境をつくることが、動物とご家族にとっての理想だと考えています。
もう一つの軸は、動物、ご家族、スタッフ、病院という四者が、いずれも良い方向へ進める病院をつくることです。いわば、「4つのWin」が成立する仕組みです。
動物にとってより良い医療を提供し、ご家族に納得や安心を感じていただく。同時に、スタッフがやりがいを持って働き、病院も持続的に成長していく。このように誰も損をしない、四者が価値を実感できる病院を目指しています。
動物病院である以上、病気を適切に診断し、治療できることが大前提となります。
ご家族も「治療してもらえる」という期待を持って来院されますし、私たち獣医師も、治療できることを最低限の基準として捉えています。
そのうえでの考え方として、まずは一般的な診療分野で70点以上の水準を満たすこと。そして、腫瘍科、皮膚科、腎泌尿器科、外科など、得意とする分野において、さらに高い専門性を発揮していくというイメージです。
専門医療だけを切り離して提供するのではなく、日常的に通院している医療機関の中で、必要に応じて専門的な診療まで一貫して受けられる体制こそが、「身近な専門医療」として最も望ましい形だと考えています。
また、もう一つ重視している考え方が「諦めない医療」です。
「諦めない医療」とは、獣医師の力量によってその子の寿命が左右されることがないようにしたいという理念に基づいています。他院から当院に来院されたケースのうち、8〜9割で現状よりも良くするための提案ができています。もちろん、獣医師ごとに経験や得意分野の違いはありますが、見方を変えれば、獣医療全体の中でまだ治療の可能性が残されているケースが多いとも感じています。
「これ以上できることはない」と諦めてしまうことは、本来残されていたかもしれない治療の可能性に蓋をしてしまうことにつながります。獣医師の判断によって、治る可能性のあった子が適切な治療を受けられないという未来を少しでも減らしたい。そのような思いから、「諦めない医療」を実践しています。
実は開業当初、ヒーローさんとは別の制作会社に依頼し、30万円ほどかけてホームページを制作していました。しかし、そのホームページは開業からわずか3か月で閉鎖し、ゼロから作り直す決断をしました。その理由は明確で、「この病院に来ることで、その子にとって何が良くて、どのような良い変化が期待できるのか」がほとんど伝わっていなかったからです。制作会社に任せて形にはなっていたものの、よくある「病院紹介」に過ぎず、私が本当に届けたかった医療の価値や考え方を伝えていくには、そのホームページでは難しいと判断しました。開業当初の来院数も多くありませんでしたね。どれだけ良い医療を準備していても、その内容がきちんと伝わらなければ、頼っていただくことはできず、受診のきっかけも生み出せないことを痛感しました。
特に当院には、ほかの病院で十分な治療につながらなかった子を助けたいという目的があります。その役割を果たすためにも、当院で何を提供できるのかをしっかりと継続的に発信していく必要があると考えました。
開業当初の来院数は、1日平均5~6件だったと思います。
全面リニューアルして数年が経ちますが、現在では1日平均50件前後であり、単純に比較すると当初から大きく増加しています。もちろん、フィラリア予防などで来院が増える季節的な要因もあるため、すべてがホームページだけの効果とは言い切れませんが、「ホームページを見て、ここなら詳しく診てもらえると思った」と話してくださるご家族は確実に増えました。専門医療に関するお問い合わせも多くなっています。
また、吹田市外から来院される方が非常に多く、感覚としては全体の7~8割を占めています。隣接する豊中市をはじめ、大阪市や高槻市などからご来院いただいており、遠方では、兵庫県姫路市や和歌山県からお越しになる方もいらっしゃいます。
地域名だけで動物病院をネット検索されるだけでなく、病気や症状、専門診療に関する情報を探す中で、当院のホームページにたどり着いてくださっているケースも多いと思います。
専門性について詳しく発信してきたことで、従来の商圏にとどまらず、広域からの来院につながっていると感じています。
SNSとしてInstagramを開業前から運用していますが、ホームページとの連動性も重要だと感じています。SNSは認知のきっかけをつくる役割を担いますが、ホームページに十分な情報が掲載されていることで、信頼性が大きく高まると考えています。
Google検索の順位についても、現時点では大きな問題はなく、狙っているキーワードで一定の評価は得られている印象です。1位を獲得するのは簡単ではありませんが、現状としてSEO対策も十分に機能していると考えています。
診療の現場でも変化を実感しています。診察室で初めてお会いしたにもかかわらず、最初から深く信頼してくださっているように感じることがあります。
私にとっては初対面でも、ご家族にとっては、ホームページやSNSを通じて、すでに私たちの考え方や診療内容を知っている状態なのだと思います。
事前に病気や治療について一定の理解を持っていただいているため、診察では一般的な説明から始めるのではなく、その子の状態に合わせた具体的なお話へスムーズに進むことができます。診察室でも、ホームページのブログで発信しているような体系的な情報を整理してお伝えし、治療の選択肢についても一つひとつ丁寧にご提案するようにしています。伝えるべき情報をしっかりお伝えしている感覚なのですが、それ以上にご家族から寄せていただく信頼の大きさを実感する場面が多くあります。
ホームページに掲載している内容と、診察室でお伝えする内容に一貫性がある。その一致が確認できたときに相乗効果が生まれ、より強い信頼につながっているのだと思います。ありがたいことだと感じています。
ホームページは来院前の情報提供にとどまらず、診療そのものを円滑にし、ご家族と獣医師の共通理解と信頼を築く役割も果たしています。
当院が提供できる医療を、可能な限り伝え切ろうと考えました。医療の専門性については、言葉だけで「詳しい診療ができます」と伝えることもできます。ただ、それだけでは実際にどのような診療を行っているのか、ご家族には判断しにくいと思います。
そのため、ホームページでは診療科ごとに情報を掘り下げ、対象となる病気や検査、治療法について、できる限り詳しく掲載しています。症例についても、写真や治療経過を含めて紹介しています。
原稿の大半は、開業1年目に診療と並行しながら自ら執筆しました。文章を書くことが得意なわけではありませんし、当時は生成AIもありませんでしたので、非常に大変だったことを覚えています。
それでも書き続けたのは、「知ってもらわなければ、動物たちを救うことができない」という強い思いがあったからです。
当院で対応できる病気や治療を知らなければ、ご家族は相談することすらできません。「うちの子にも当てはまるかもしれない」「一度相談してみよう」と思っていただくためにも、具体的で十分な情報を発信することが重要だと考えました。

ホームページで展開されている「お悩みから探す診療科目」。動物の疾患について詳細に解説されています
腫瘍科、皮膚科、腎臓病、歯科、外科手術など、診療分野ごとに特化したランディングページも展開しています。
総合的な診療内容を伝えるホームページがある一方で、「この病気をどうにかしたい」「専門的に診てくれる病院を探している」と切実な思いで情報を探しているご家族も少なくありません。
そうした方に対しては、必要な情報へ最短距離でたどり着ける導線が不可欠です。そのため、診療分野ごとに深く掘り下げたランディングページを用意することで、迷わず、そして納得して相談していただける環境を整えました。
実際、ランディングページを公開すると、該当分野に関するご相談や来院が明らかに増える傾向があります。必要としている方へ情報が届いているという手応えを感じています。
ヒーローさんにリニューアルを依頼したきっかけは、相談していた方からの紹介です。開業準備中にも一度相談していたこともあり、スムーズに依頼を決めました。
当時はWEBマーケティングに詳しくなかったため、信頼できる方からの紹介は大きな判断材料でした。また、制作実績を見て「情報がわかりやすく、デザインもきれいだ」と感じ、自分たちの医療を適切に表現してもらえると考えました。
実際の制作では、ご家族が必要な情報に迷わずたどり着ける構成や見やすさを重視していただきました。完成したホームページを確認した際には、情報設計やコンテンツの網羅性において高い完成度を有していると感じましたね。専門的な内容も一般の方に伝わる形に整理されており、診療内容だけでなく理念や症例、設備、スタッフなども含めて、来院前に必要な情報をしっかり掲載できています。制作過程でもこちらの意図を丁寧に汲み取っていただけました。
また、公開後も継続的にサポートをお願いしており、ほぼ毎月何らかの修正を依頼しています。内容の更新や見せ方の改善にも柔軟に対応していただけるため、運用面でも安心感があります。医療や病院の状況は常に変化するため、その変化をホームページに反映し続けられるサポート体制は非常に重要だと感じています。
ホームページでは、デザインや見た目ももちろん重要です。
ただ、私たち獣医師の仕事は、動物を治療することや、ご家族の不安を安心に変えることです。そのため、どのような医療を提供できるのか、どのような考えで診療しているのかといった「中身」を伝えることが、非常に重要になります。
一方で、獣医師の多くは医療について学んでいても、情報発信やマーケティング、WEB上での見せ方などを専門的に学んでいるわけではありません。そこでは自分たちが伝えたいことと、ご家族が知りたいことを整理し、必要な方へ届く形に変換するには、専門的な知識が求められます。だからこそ、自分たちの医療や考え方を理解し、適切な情報として形にしてくれる、信頼できる制作会社を見つけることが大切だと思います。
もう一つ大切に思っていることは、「ホームページは作って終わりではない」ということです。完成した時点では最適解であっても、更新しなければ、1年後には情報が古くなってしまいます。
診療内容や病院の方針が変わったときに迅速に修正できるか、新しい情報を追加できるか、制作後も継続的に伴走してくれる体制があるかどうかは、制作会社を選ぶうえで重要なポイントだと思っています。
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