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INTERVIEW

導入事例 - 片山クリニック産科&婦人科

「違和感」が教えてくれた、本当に任せられる相手―デザイン性と実用性、両方を兼ね備えたリニューアルの舞台裏

片山クリニック産科&婦人科
医院名
片山クリニック産科&婦人科
院長先生
片山 素子先生
所在地
東京都国立市
診療科目
産科・婦人科
開業年月
2021年5月開業 2025年7月リニューアル
導入商品
ホームページ プロカメラマン モバイルファースト
URL
https://katayama-obgyn.com/

東京都国立市で2021年に開業した片山クリニック産科&婦人科様。思春期から妊娠・出産、更年期、そしてその先まで、女性のライフステージに合わせて患者さんの気持ちに寄り添い、一人ひとりに適した医療を提供されています。開業当初は1日20〜30人、月間約600人だった患者数は、開業から5年を経た現在、1日70〜80人、月間約1,600人にまで成長。新患も1日10〜15人が訪れるなど、地域に根差したクリニックとして着実に信頼を積み重ねてきました。
2025年、新たな診療項目の追加とコンテンツのさらなる充実を目的に、ホームページの全面リニューアルを決断。その過程には、一度は他社へ依頼しながらも、最終的には改めてヒーローイノベーションへ依頼するに至ったという紆余曲折がありました。
院長の片山素子先生に、開業までの歩みや診療への思い、そして、なぜ再びヒーローを選ぶことになったのか。リニューアルの裏側について詳しく伺いました。

回り道の末にたどり着いた、医師としての人生

産婦人科を開業された背景について教えてください

「もともとは、留学して英語をやりたいという気持ちが強かったんです」
片山先生が最初に進んだのは、医療とは異なる道でした。上智大学を卒業後、アメリカに留学し、7年半にわたって言語学を研究。しかし次第に「命に関わる仕事がしたい」という思いが強くなっていきました。
放射線科医だったお父様や、お兄様の病気を通じて医療を身近に感じていたこともあり、帰国後に医学部へ進学。研修医2年目に選んだのが産婦人科でした。
「手術のような外科的な処置から、ホルモン治療のような内科的なアプローチまで幅広く関わることができ、思春期から更年期まで、患者さんのライフステージに応じて向き合える点に魅力を感じました」
勤務医として経験を重ねるなか、ある助産師から「先生は開業しないの?すごく合ってると思う」と声をかけられます。
「そのときは『経営なんて絶対無理』と思っていました」
それでも、自身がこの先どのように患者さんと関わっていきたいのかを考えるなかで、気持ちは少しずつ変化していきました。
「勤務医には定年があります。定年後にアルバイトという形で働いたとしても、患者さんとはその場限りの関係になってしまうかもしれない。それよりも、しっかりと関係を築きながら、長く患者さんを支えていきたいと思ったんです」
その思いを実現するために選んだのが、「自分のクリニックを持つ」という道でした。

「話しやすさ」を重視。「聞きたいことを聞けなかった」で帰ってほしくない

貴院の診療方針についてお聞かせください

貴院の診療方針についてお聞かせください

産婦人科の受診には、抵抗を感じる患者さんも少なくありません。内診など、何をされるのか不安に思う人も多いそうです。だからこそ片山先生は、まず患者さんの話をしっかり聞くことを大切にしています。
例えばピルの処方一つとっても、一方的に「これを飲んでください」と渡すのではなく、いくつかの選択肢を示したうえで、患者さん自身が納得できるものを選んでもらうといいます。
「近年は薬剤も進歩していて、選択肢も増えています。患者さんによって、より適した薬も違うんですよね。前の病院でどうしてこのピルを処方されたのか聞いてみると、『特に選択肢はなく、これだと言われました』ということもあります。だからこそ、一方的に決めるのではなく、きちんと説明したうえで選んでもらいたいですし、診療のやり取りのなかで『聞きたいことが聞けなかった』ということがないようにしたいと思っています。やはり『話しやすさ』が大事だなと思っています。お困りのことを気楽に相談いただけるクリニックを目指しています」
当院では手術に対応していないため、必要な場合は他院へ紹介することもありますが、その際もいきなり結論を伝えるのではなく、少し段階を踏んで話すよう心がけているといいます。「不安にさせたくない」という思いからです。
「過度に混み合うことのないクリニックだからこそ、一人ひとりとじっくり向き合う時間を大切にできていると感じています」

女性がもっと元気になるために。美容医療と乳腺エコーという新たな選択肢

新しい診療に取り組まれているそうですね

開業から5年。地域の女性がより元気に過ごすために何ができるかと考え、新たに始めたのが、ピコレーザーによる美容医療と乳腺エコーです。
「診療をしていると、肌の悩みを抱えて、それが原因で元気をなくしている患者さんが多いことに気づきました。そうした方たちのために何かできないかと考えるようになったんです。そんなときに、『婦人科こそ女性ばかり来るわけだから、かかりつけでやってくれるなら受けてみたいという人も絶対いますよ』と勧められて、ピコレーザーの導入に踏み切りました」
実際に始めてみると、患者さんの変化に手応えを感じたといいます。
「効果を実感すると、みなさん本当に元気になるんですよ。見た目の変化にとどまらず、それをきっかけに表情や気持ちまで明るくなっていきます」
そうした姿を目の当たりにしたことが、取り組みを続ける原動力になっています。
乳腺エコーを始めた背景には、放射線科医だったお父様の存在がありました。
「父の知り合いの先生たちから、『なんで乳腺やらないの』と後押しを受けたことがきっかけでした」
乳がんは女性のがんの中でも罹患数が多いため、身近なかかりつけ医で気軽に検査を受けられることには大きな意味があると片山先生は考えています。女性の健康を幅広く相談できる場所にしていくという意味でも、新たな診療の柱の一つとして、力を入れています。
こうした診療の広がりも、地域の患者さんからの信頼をさらに後押ししています。

患者さんは病名ではなく、症状や目的で検索して来る

ホームページのリニューアルを考えられた背景は?

ホームページのリニューアルを考えられた背景は?

診療内容が広がるにつれ、以前のホームページでは、現在のクリニックの姿を十分に伝えきれなくなっていました。
「美容医療や乳腺エコーなど、新しく始めた診療も増えてきたので、ホームページに載せたい情報自体がかなり増えていたんです。それに、以前のホームページは、患者さんが見たいページにたどり着きにくいところもありました」
情報を増やすだけではなく、「患者さんがどう探すか」という視点からサイト全体を見直す必要がある。そう考えた片山先生が特に重視したのが、症状から情報を探せる導線でした。
「医師だと病名から行くけれど、患者さんは病名がわかって来るわけではないんですよね。『身体の不調や異変』『月経のトラブル』という話で来院される。だから、ホームページも医師側の考え方だけで作ってしまうと、患者さんには探しにくくなってしまうと思うんです」
医師にとって当たり前の分類が、患者さんにとってわかりやすいとは限りません。
今回のリニューアルでは、診療科目や病名だけでなく、患者さん自身が抱えている症状や目的から必要な情報へたどり着ける構成を取り入れました。
さらに、スマートフォンでホームページを見る患者さんが多いことにも着目されています。
「今はほとんどの方がスマートフォンで検索します。だから、情報を増やすだけではなくて、スマートフォンでも見やすくて、知りたいことにすぐたどり着けるホームページにしたいと思っていました。そこで、ヒーローさんで提供している『モバイルファースト』を採用しました」
診療内容の充実に合わせて情報を増やしながら、患者さんの目線で「探しやすさ」も見直す。それが今回のリニューアルで大きな目的でした。

紆余曲折を経て、たどり着いた理想のリニューアル

制作会社選びで印象に残っていることは?

リニューアルでは、開業時にホームページを制作した弊社にまずお声がけいただき、実現なさりたいことを伺いながら、具体的な方向性を固めていきました。
「ヒーローさんが作ってくれたデザインは、すごく気に入っていたんです。周りからの評判も良かったので、私はそのままお願いしたかったんですよ」
ところが、ちょうどその頃、片山先生のお知り合いから動画を取り入れたホームページ制作を得意とする制作会社の紹介を受けます。新しい見せ方への期待もあり、一度はそちらへリニューアル制作を依頼することになります。
しかし、半年ほど経って提示された最初のデザインは、片山先生が思い描いていたものとはかけ離れていたそうです。
「最初に見たときは、正直、私がイメージしていたものとはだいぶ違いました」
そこで、より理想に近づけるために修正を依頼。ところが、次に提示されたデザインには、今度は別の意味で問題がありました。
「次に出てきたデザインは、ヒーローさんが最初に作ってくれていたものととても似ていたんです。似すぎていて心配になるほどでした」
そのときの担当者との一連のやり取りを通じて、信頼は一気に揺らいでいきます。
「すでに制作費の半分を支払っていましたが、これ以上続けることに疲れてしまった。このまま進めるより、一度考え直したほうがいいと思ったんです」
そこで片山先生の中に改めて浮かんだのが、最初に依頼しようとしていたヒーローでした。
気に入っていたデザイン。周囲からの評判。そして、当初の打ち合わせで感じていた安心感。改めて振り返るなかで、「やっぱりヒーローさんにお願いしたい」という思いが強くなっていったといいます。
「一度は断り、半年ぶりということもあり、本当に合わせる顔がないという感じでした。でも、思い切って『今からでも対応していただけますか』と連絡したんです。すると、『いいですよ』と快く引き受けてもらえたんです」
一度は離れた制作会社に、もう一度お願いする。片山先生にとっては勇気のいる決断でしたが、その一言をきっかけに、止まっていたホームページリニューアルが再び動き始めます。
「最初にヒーローさんと打ち合わせをしたときには、まだ『モバイルファースト』という選択肢はなかったんです。その後、別の制作会社さんとやり取りをしていた半年ほどの間に新しく登場していて、改めてヒーローさんにお願いすることになったタイミングで提案していただきました。結果として、より自分たちに合った選択肢に出会うことができ、その点は本当に良かったと感じています」

対面での丁寧さ、真摯で我慢強い対応が支えに

実際の制作はどのように進みましたか?

再びヒーローで制作を進めることになり、片山先生が違いを感じたのが、担当者とのコミュニケーションです。
「以前依頼した制作会社はすべてリモートでのやり取りでしたが、ヒーローさんは何度も現地まで足を運んでくれました。私はホームページ制作のような作業がどうも苦手で、サイトマップの説明などもなかなか理解できませんでした。そのような場面でも我慢強く対応してくれたことに本当に助けられました。結局は、人と人とのお付き合いで成り立っているんだなと実感しましたね」
制作会社にとっては当たり前の専門用語や工程であっても、先生方にとっては馴染みがないものも少なくありません。何度も顔を合わせ、一つひとつ確認しながら進められたことが、片山先生にとって大きな安心につながりました。
一方で、特に苦労したのが原稿づくりでした。
「原稿を書くのは正直つらかったです。でも、自分が何を伝えたいのかは、自分にしかわからないじゃないですか。だから、自分で書くしかないと思いました」
制作会社に任せたほうが楽な部分もあります。それでも、診療に対する考え方や大切にしていること、患者さんへ届けたい思いまで、すべてを任せることはできません。片山先生ご自身も原稿づくりに深く関わりながら、一つひとつ言葉にしていきました。

見た目だけじゃない。日々の診療を支える経営基盤へ

完成したホームページの印象や反響はいかがでしょうか?

完成したホームページの印象や反響はいかがでしょうか?

「掲載されている情報が大幅に充実したというのが最初の印象でしたね」
新たに始めた診療についても詳しく紹介し、症状や目的から必要な情報を探せる導線も整備。外国人の患者さんにも情報を届けられるよう、英語表記も取り入れています。
院内のスタッフからも、「すごく見やすくなったし、クリニックの優しい雰囲気もちゃんと伝わっていますね」と、好評です。
もう一つ、実務面で実感されているのが、特定のコンテンツを自分たちで更新ができる利便性です。
「以前は修正のたびにサポートセンターへ連絡し、対応を待つ必要がありました。
いまはWordPressから院内で直接修正できるため、変更したい情報があれば、すぐに反映できます。早速、公開直後にいくつか手直しをしましたが、スタッフからも『直しがめちゃくちゃ簡単です』という声が上がっています。これはすごく助かっています」
情報を増やしただけでも、見た目を新しくしただけでもない。患者さんが必要な情報へ迷わずたどり着け、医院側も変化に合わせてリアルタイムにアップデートできる。今回のリニューアルによって、ホームページそのものが日々の診療を支える、より実用的な存在になりました。

手間を惜しまず、自分の言葉で向き合う

今後の展望と、リニューアルを終えた実感をお聞かせください

「今後は、まだ軌道に乗りきっていないピコレーザーや乳腺エコーをもっと充実させていきたいですね。あわせて、これまで苦手意識のあったSNSやコラムでの発信にも、挑戦していきたいです」
「ホームページの制作に全面的に関わることには、正直なところ相応の負担を感じていました」と片山先生。それでも、「ずっと残ってくもの」という思いから、最後までしっかり向き合いました。
今回のリニューアルでは、自ら原稿執筆に深く関わることで、自分らしい文章になり、医師としての人柄も伝えられるようになったといいます。
ホームページは患者さんにとって、クリニックへの信頼度を左右する最初の接点になるものだからこそ、負担に感じても、自分の言葉でしっかりと向き合う価値がある――それが片山先生の実感です。
最後に片山先生は「紆余曲折を乗り越えやっとリニューアル公開という日を迎えられて感慨深いです」と晴れやかな笑顔を見せてくださいました。

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