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INTERVIEW
導入事例 - はな・みみ・のど りょうクリニック
INTERVIEW
導入事例 - はな・みみ・のど りょうクリニック

福島県福島市にて2024年10月、「はな・みみ・のど りょうクリニック」を開業された鈴木亮先生。耳鼻咽喉科・アレルギー科を標榜し、鼻副鼻腔疾患を中心とした専門的な診療に加え、舌下免疫療法や睡眠時無呼吸症候群(SAS)診療など、地域のニーズに応える幅広い医療を提供されています。クリニックの理念である「よりそう。つながる。」のもと、患者さん一人ひとりに丁寧に向き合う診療姿勢が印象的です。
開業当初から多くの患者さんが来院され、現在では季節によっては1日200名近い診療を行うなど、地域医療を支える存在として着実に信頼を築いてこられました。利便性の高い診療体制や、専門性とやさしさを両立した医療提供が、多くの患者さんに選ばれている理由といえるでしょう。
開業から約2年。順調なスタートの裏側には、どのような準備や戦略があったのか。また、医療DXを駆使した診療体制の構築やホームページが果たした役割とは?鈴木先生の言葉から、その本質に迫ります。
私は宮城県気仙沼市の出身ですが、福島県立医科大学を卒業し、研修医時代から医局生活まで長く福島で過ごしてきました。地元へ戻ることも考えましたが、振り返ると人生の半分以上を福島で過ごしていましたし、多くの先生方や地域の方々に支えていただいたという思いがあります。
特別な理由があったというよりは、これまで支えていただいた地域に対して何らかの形で貢献したいという思いがありました。私にとって福島は第二の故郷であり、その地域医療の一端を担いたいと考えました。
当院のミッションとして掲げているのは「よりそう。つながる。」です。このミッションのもと、抱える困難な症状に対して患者さんと共に前向きに向き合えるよう寄り添い、病気そのものだけでなく人とのつながりを大切にした医療の実現を目指しています。この言葉の背景には、耳鼻咽喉科領域における診療体制の構造的な課題、とくに「待ち時間が長い」という状況を改善したいという思いもあります。
耳鼻咽喉科は患者数が多い診療科であり、長時間待って診察は数分というケースも少なくありません。もちろん医療現場にはさまざまな事情がありますが、私は患者さんの時間的負担をできる限り軽減したいと考えていました。
幸い、開業当初から複数医師体制で診療できる環境が整っていたため、診療の質を維持しながら待ち時間を短縮できる仕組みづくりに取り組みました。その一環として導入したのが、WEB問診、時間帯・順番予約、自動精算機などのDX施策です。
開業以来、運用方法については継続的に改善を重ねていますが、小さなお子さんを連れた保護者の方や仕事をされている方など、時間的制約の大きい患者さんにとって利便性の高い医療提供体制を構築できていると感じています。
当院の大きな特徴は、鼻疾患に対する包括的な診療です。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などに対し、最新の医療を利便性高く提供することを重視しながら、薬物療法や舌下免疫療法、生物学的製剤による治療から、必要に応じた手術まで一貫して対応できる体制を目指しています。内服治療から手術まで幅広い選択肢を用意し、仕事や家庭の事情で入院が難しい方にも、可能な限り適切な治療を提供することをコンセプトとしています。
医療技術が進歩した現在では、舌下免疫療法や生物学的製剤など新しい治療選択肢も増えています。だからこそ、まずは正確な診断を行い、その患者さんに最も適した治療を提供することが重要だと思っています。
開業当初、最も大きかったのは、患者数に関するギャップです。
開業前は「本当に患者さんが来てくださるのか」という不安が強く、診療圏分析や立地条件が良好であっても、実際に地域に受け入れていただけるかについては確信を持つことができませんでした。
しかし実際には、開業直後から想定を大きく上回る患者さんに来院いただき、1日70〜100名近い新患が続き、さらにそのまま花粉症シーズンに入り、1日200名近い診療を行う日もありました。
開業当初に抱いていた「患者さんが来るか」という不安は、やがて「想定以上の患者数にいかに対応するか」という課題へと変化しました。電子カルテの運用を含め、すべてが慣れない状況の中で診療オペレーションの構築に苦慮し、想定以上の来院数に対応する過程で、スタッフの負担増や診療体制の見直しを避けて通れない状況となりました。予想を大きく上回る展開でしたね。
現在では安定した診療体制を構築し、多くの患者さんが来院されています。200名規模の診療にも十分対応できる体制を整えており、一方で患者数が少ない閑散期を補うための集患施策について検討を進めているところです。
新聞折り込みや駅看板、ロードサイド看板といった従来型のオフライン広告はほとんど実施しておらず、開業当初から一貫してWEBを中心とした集患戦略を採用してきました。
具体的には、ホームページを情報発信の中核と位置づけ、その上でSNSやリスティング広告などを補完的に活用しながら認知拡大を図りました。最終的な受診行動に至る導線として、ほとんどの患者さんがホームページにアクセスしていると考えています。
この点については、WEB問診において「何を見て来院されましたか」という項目を設け、継続的にデータを蓄積・分析しています。これまでの累計データでは、未入力が約7,000件と最も多いものの、「ホームページを検索した」と回答された患者さんが約3,500件、「家族・知人からの紹介」が約3,000件、「自宅が近い」が約1,300件、「その他」が約800件という結果でした。
この累計では、「紹介」という従来から重要とされてきた集患経路を上回り、ホームページが最も主要な来院動機となっていることがわかります。SNSについては直接的な項目を設定していないので把握できていませんが、実際にはSNSを起点として最終的にホームページへ遷移しているケースも多いと推察されます。
地域医療において紹介は依然として重要な役割を担っていますが、それを上回るほどに、ホームページが患者さんとの初期接点として機能しているという点は極めて意義深いと認識しています。
現在では福島市内にとどまらず、郡山市、いわき市、会津地方、さらには県外から来院される患者さんも一定数いらっしゃいます。特に専門性の高い医療を求める患者さんほど、事前にインターネットで情報収集を行い、医療機関を選択する傾向が強いと感じています。
こうした実態を踏まえると、ホームページは単なる広報媒体ではなく、患者さんの意思決定に直接関与する重要なインフラであり、その質が医療機関の評価や選択に大きく影響していると考えています。また、適切に情報発信を行うこと自体が、患者さんにとっての重要な判断材料になっていると感じています。
ホームページは、自分が実現したい医療を言語化し、それを視覚的にも分かりやすく患者さんへ提供する重要なメディアだと思っています。当院では「よりそう、つながる」というキーメッセージを掲げ、地域に根ざしたアットホームなクリニックを目指しています。その想いを単なる理念にとどめず、言葉として整理し、視覚的にも患者さんに伝わる形で打ち出していくことを重視していました。
デザインについては、情報の可読性と視認性を最優先に考え、全体としてシンプルな構成を希望しました。そもそも過度な配色や装飾はあまり好みではないため、必要最小限の色使いにとどめていただいています。
そうした考えをヒーローさんに共有したところ、イメージ通りの仕上がりとなり、シンプルな似顔絵やイラストが加わることで、より良い雰囲気になったと感じています。
見本となる制作事例を拝見しながら、自院として実現したい方向性を共有し、それをもとに制作を進めていただきましたが、やはり参照となる事例がなければ、完成イメージを具体化することは難しいと思います。医療機関に特化した豊富な事例や実績の蓄積があるということは、各々の施設に適した方向性を検討しやすくなりますし、制作の質を担保するうえでも大きな要素になるのではないでしょうか。
私が考えていた診療の方向性や伝えたい内容を、分かりやすく言語化し、視覚的にも整理して作成していただいたと思います。閲覧される患者さんの視線の動きまで考慮されており、長年にわたり医療分野に特化して培われたノウハウが活かされていると実感しています。
ホームページは公開して終わりではなく、その後の運用や改善を通じて価値を高めていくものだと考えています。その点で、ヒーローさんの営業担当の方やサポートセンターによる継続的で丁寧なフォロー体制が整っていることは非常に心強いです。1年半が経過した現在もランディングページの制作を依頼するなど継続的にお付き合いしていますが、的確な助言と迅速な対応をいただいており、安心して相談できる環境が整っています。サポートセンターでも、問い合わせに対して迅速かつ的確に対応していただけるため、日々の運用において大きな支えになっています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)のLPに関しては、経営的な観点として閑散期対策ということがベースにありますが、地域における疾患啓発という側面も重要であり、むしろ医療機関として積極的に取り組むべき課題であると考えています。実際の診療において、いびきや無呼吸といった症状を自覚されている患者さんは多いものの、それが単に生活上の問題として認識されているケースが少なくありません。例えば「家族にいびきを指摘される」「日中の眠気がある」といったレベルで済ませてしまうことが多く、その背景にある病態や全身への影響について十分に理解されていない印象を受けます。
しかしながら、睡眠時無呼吸症候群は心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な疾患のリスク因子となり得ることが知られており、長期的には患者さんの健康状態に大きく関わる重要な疾患です。そのため、単に症状の改善にとどまらず、自身の身体にどの程度の負荷がかかっているのかを正しく理解していただくことが極めて重要であると考えています。
こうした背景から、SASに関するLPでは、疾患のリスクや病態を分かりやすく提示し、受診の必要性を適切に伝えることを目的としています。単なる集患施策ではなく、地域における疾患啓発の一環として位置づけており、結果として適切な診断・治療へとつなげていきたいと考えています。
舌下免疫療法(SLIT)は、単に症状を一時的に抑制する対症療法とは異なり、アレルゲンに対する免疫応答そのものを修飾することで、アレルギー体質の根本的な改善を目指す治療法です。現時点において、長期的な寛解が期待できる数少ない治療選択肢の一つと位置づけられています。このような特性を踏まえ、本治療の有効性や適応について適切に情報発信を行い、患者さんの理解を深めながら受診行動につなげていくことを目指しています。
私たち医療従事者が、自らの意図をそのまま発信しようとすると、専門用語の扱いや表現の仕方によっては医療広告規制に抵触する可能性があります。その点、医療領域に特化して実績を積んできた制作会社であれば、法規制を踏まえつつ、患者さんにとって理解しやすい形へと適切に表現するノウハウを有しています。ヒーローさんからは、そうした観点に基づいた的確な助言や提案を継続的にいただいており、現在も新たにランディングページの制作を進める中で具体的な支援を受けています。こうした継続的な関わりを通じて、高い信頼を寄せています。また、制作後のフォロー体制も充実しており、単発の制作にとどまらず、長期的な視点で伴走していただける点も重要な価値だと思っています。
また、これからの医療経営においては、DXやAIの活用は避けて通れない重要なテーマであると考えています。当院においても、予約枠の精緻な設計をはじめ、WEB問診、受付機の導入、自動精算機、電子カルテにおけるAI入力などを組み合わせることで、診療効率と患者利便性の両立を図っています。いわば、DXを基盤としたクリニック運営を実践している状況です。本来であれば、これらのシステムを一つの会社で一貫して導入・運用できれば、色々な意味でパフォーマンス向上が期待できると感じています。私が開業した当時は選択肢が限られていましたが、現在ではヒーローさんにおいて、ホームページ制作に加え、これらのDX関連サービス(MEDISMAシリーズ)が体系的に整備されており、非常に魅力を感じています。ホームページ単体にとどまらず、このようなDXシステムを一体的に支援してくれるパートナーを選ぶことは、今後のクリニック経営において有効だと思います。
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